特別支援学校の卒業式に参加して
- 公開日
- 2018/03/08
- 更新日
- 2018/03/08
校長室から
3月8日(木)
昨日は、愛知県立ひいらぎ特別支援学校の中等部・高等部の卒業式があり、縁あって参加する機会をいただきました。
この学校は半田市内にあり、主に肢体に障害のある児童、生徒が通っています。
校舎はすべてバリアフリーで、障害に対する配慮があちらこちらに見られました。また、教職員の人数も多く、たくさんの人で子どもたちを見守っていることが分かります。
障害のため、声が出しにくい子にはそっとマイクを使い、一人一人の移動スピードに合わせながら、ゆったりと式が進んでいきました。
卒業生代表の答辞の中で、共に学んだ仲間が病気で亡くなり、一緒に卒業できないことの悲しさや悔しさが語られました。この瞬間、会場の誰もが涙を抑えきれなくなりました。
こうした学校では、重い病気を抱えた子供も多く在籍しており、在学中に病気で亡くなることがあるという事実をあらためて認識しました。
私は一人の教師として、特別支援教育について学んできました。いまも校長として学校経営の大きな柱の一つと考えています。しかし、研修や通常の学校現場では学べない教育が、この卒業式のあちこちで見られました。教職員の動きや配置、学校施設の在り方など、学ぶことの多さを痛感しました。
今後の旭北小学校の教育に生かしていこうと思います。