学校日記

12月6日(火) 朝会〜人権講話〜

公開日
2022/12/06
更新日
2022/12/06

学校

 今日は朝会がありました。たくさんの表彰があり、そのあと、校長から人権講話をしました。概略は以下のとおりです。

 「人権」は「人が、自分らしくいきいきと生きていくための権利」です。すべての人がもっていないといけない、とても大事なものです。
 ニュースをみると、いま国と国の争いをしていて、たくさんの人がつらい生活をしています。国と国の争いは、「人権」が大事にされない悲しい状態を作り出します。
 日本に目を向けても、もしすぐお金が盗まれたり、暴力でおどかされたりするなら、「人権」がない国になりますし、食べ物がないとか、夜寝る場所がないなども「人権」がない状態といえます。学校生活に目を向けても、だれかにいやなことを言われたり、たたかれたり、ものをとられたり、仲間外れにされたりすることがあるなら「人権」がない学校ということになります。
 いま、みなさんがそういうつらいことがない状態なら、「人権」が守られているということです。
 「人権」というのは、みんなで力を合わせて守っていくものです。簡単なことではありません。人間は、だれもがほんの少し「いやな心」を持っているからです。その心を抑え込まないと、つい周りの人にいやなことを言ったり、たたいてしまったり、仲間外れにしようとしたりします。自分の心の中に「いやな心」がある人、その「いやな心」は、小さいまま心の底にしまっておいてください。
 人間の心は弱くて、油断するとすぐに「いやな心」が大きくなってきます。だから、いつも気を付けて自分の心を見張っていてください。そして、「よい心」を大事にする努力を続けてください。ふわふわ言葉を使ったり、自分からあいさつしたり、困っている友達のことを助けたりするのは、「よい心」を大事にしている人です。「よい心」を大事にしていれば、「いやな心」は小さいままでいて、活躍できません。
 人権週間の機会に、「人権」について、自分のこととして考えてみましょう。