6月14日(火) 朝会 〜ホトトギス〜
- 公開日
- 2022/06/14
- 更新日
- 2022/06/14
学校
今朝は朝会がありました。今日は校長から、熱中症の危険についてとホトトギスの話をしました。
いま旭北小でよく鳴き声が聞こえる鳥、ホトトギス。「キョッキョッ、キョキョキョキョ」と聞こえます。この鳥、木に隠れていて、姿を見ることはまずありませんが、30センチ近くある大きな鳥で、主にガの幼虫を食べています。旭北小で、ウグイスの声といっしょにホトトギスの声が聞こえるのには、意味があり、ホトトギスは、「托卵」といって、卵をウグイスに預けて、育ててもらいます。ウグイスの巣に卵を産み、ウグイスとホトトギスの卵は両方茶色でよく似ているので、ウグイスは気づかず、どちらの卵も大切に育てるということです。ウグイスは1年中日本の同じ場所でくらしていますが、ホトトギスは、5月〜9月だけ日本にいて、寒い時季は南の遠い国に飛んでいってしまいます。
ホトトギスは昔から日本人にとってなじみ深い鳥で、ホトトギスは俳句で夏の季語になっています。そして、6年生の歴史の学習で出てきますが、戦国武将を表す「鳴かぬなら 鳴かせて見せようホトトギス」「鳴かぬなら 鳴くまでまとう ホトトギス」といった川柳でも使われています。
ホトトギスの鳴き声、「キョッキョッ、キョキョキョキョ」が聞こえるのも旭北小らしさですので、もし聞こえたら、あ、ホトトギスだ、と思ってくれるとうれしいです。
(なんと、このお話の最中も、運動場からホトトギスの声が聞こえていました!)