10月23日(金) メタセコイアの樹木札のなぞ
- 公開日
- 2020/10/23
- 更新日
- 2020/10/23
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ご承知の通り、旭北っ子は南門を上がって「メタセロード」と名付けられたメタセコイア(メタセコイヤ)の並木に迎えられて1日を過ごし、メタセコイアに見送られ帰路につきます。大量のメタセコイアには、ところどころに樹木札がつけられています。ほとんどの樹木札には「メタセコイア スギ科」と書かれているのですが、ある一カ所だけ「メタセコイア ヒノキ科」と書かれているのを、先日発見しました。幹の雰囲気が杉っぽいところがあり、私はスギ科だと思って納得していたので、「ヒノキ科」の札は間違いなのかと思いました。しかし、歴代の旭北っ子が作成した樹木札なので、そんなミスをするのだろうかと疑問に思い始め、調べてみました。
すると、以下のようなことが分かりました。
・メタセコイアは、かつては化石のみの存在だったが1945年に中国で生きたメタセコイアが発見され、アメリカを経由して日本にやってきた。
・1949年にアメリカから昭和天皇に献上され、翌年には100本の苗が日本に送られて主要な研究機関等に配付された。挿し木で容易に殖やせることができ、成長が非常に速いので、今では日本各地で植えられている。
・「メタセコイア」は「絶滅した後になって発見された杉」という意味。そのため「生きた化石」とも言われる。
・メタセコイアはヒノキ科メタセコイア属の落葉樹。
・和名はアケボノスギ(曙杉)、イチイヒノキ(一位檜)。
・かつては「スギ科」と分類されていたが、分子系統解析に基づく最近の分類では、「ヒノキ科」に含まれることになった。
つまり、「スギ科」の樹木札は古い時代のもの、あるいは古いものを参考に作り替えたもの、「ヒノキ科」の樹木札は新しく調べて作ったもの、と考えられます。おもしろいですね。
疑問がわいておもしろかったので、あえてそのままにしておこうか、それとも、現在の正しい分類である「ヒノキ科」に訂正しようか・・・。
以上、メタセコイアのうんちくでした。