学校日記

8月6日(木) 季節の風景

公開日
2020/08/06
更新日
2020/08/06

学校

 体育館周り、南門下の土手など、さまざまな場所でこの花が咲き始めました。これはカタバミ(方喰)ですね。今まで、ムラサキカタバミ(6/11)、イモカタバミ(8/4)などを紹介してきましたが、これは正真正銘「カタバミ」です。花の形も美しいですが、葉っぱも美しいですね。葉の雰囲気はクローバーに似ていますが、カタバミはハート型なので明らかに違います。カタバミについて調べると、以下のように、いろいろなことがわかりました。
・夜になると葉が折れたように閉じられる生態から「葉が半分食べられてように見える」ため「片喰」と名がついた。
・晴れた日の午前中に花が開き、夕方には眠るように花びらを折りたたむカタバミの花言葉は「輝く心」「喜び」。
・武家の間では強い繁殖力のあるカタバミのように、家がいつまでも絶えず続いていくという願いを込めて家紋によく使われ、日本の五大家紋の一つとなっている。有名なのは「丸に方喰紋」。ほかにも、「方喰紋」「剣方喰紋」「丸に剣方喰紋」「亀甲に剣方喰紋」などなど、方喰紋と言っても実にさまざまな種類がある。

 日々見つける雑草の多くは外来種ですが、このカタバミは日本に古くから自生しており、古来から人々に愛されていたようです。小さいけれどよく見ると本当に美しく、愛されてきたというのもよくわかりますね。