7月9日(火) 朝会
- 公開日
- 2019/07/09
- 更新日
- 2019/07/09
学校
今朝は朝会がありました。表彰の紹介のあと、校長からのお話と、総務委員によるあいさつについての啓発の寸劇がありました。
校長からは、旭北小でよく見かけるカラスについて話をしました。図書館から借りてきた本に書いてあった、カラスのさまざまなエピソードを紹介し、夏休みの学習について話しました。以下のような話です。
<校長からの話>
・カラスは2種類いて「ハシボソガラス」と「ハシブトガラス」がいる。くちばしが細いカラスが、「ハシボソガラス」でひくい声でガアガアと鳴く。くちばしが太くておでこが膨らんでいるのが「ハシブトガラス」カアカアと鳴く。両方とも旭北小でよく見るので、気になって図書館でたくさん本を借りて調べたら、いろいろなことがわかったので紹介したい。
・カラスはごみをあさったりして嫌われることがあるが、もともと日本人はカラスを神の使いと考え、日本サッカー協会のマークにも八咫烏(やたがらす)という3本脚のカラスが使われていたりする。
・海で見つけた貝を道路に落として殻を割るカラスがいる。それから、クルミの固い殻を割るために道路にクルミをおいて車に割らせて食べるカラスもいる。
・コンビニの袋をもっているとそれをとっていってしまうカラスがいる。それは、コンビニの袋の中に食べ物があることを学んだカラスだけそうする。女性や子どもだけをねらうカラスもいる。
・公園の水飲みレバー式の蛇口を自分の足で押して、水を出して飲んだり、水をふさいで遊んだりするカラスがいる。
・カラスは、聞こえる音をまねしてなくことがある。キャスターバッグをガラガラとひっぱっっている音を聞いて、「ガララララ」と鳴く。
・滑り台を滑るとか、雪の上を背中で滑っていたというカラスがいるらしい。
・洗濯物をほしている針がねのハンガーを集めて、巣を作るカラスがいる。ハンガーを枝にひっかけてかたちを整えて、それをたくさん組み合わせて外側を作る。木の枝より丈夫な巣ができる。
・カラスは油が大好き。ラップや袋には油がよくついているから生ゴミをあさる。ある学校の運動場の水飲み場にあるせっけんが、ネットが上手に切られて大量になくなることがあった。不審者かもと思い防犯カメラを設置したら、カラスが石鹸を盗んでいることが分かった。石鹸は油からできている。その研究者は、石鹸の中にGPSという装置を入れて、カラスがどこに運んだか調べたら、いろいろな場所にばらして隠してあった。カラスは食べ物をためておく習性があるので、おそらくためておいたのではないか。ただ、その石鹸はつついたあとはあっても、実際に食べられてはいなかった様子。
もうすぐ楽しみな夏休みがやってきます。そろそろいろいろな計画を立てると思いますが、時間のゆとりがあると思います。配付される「夏休みの友」にも、「読書をしよう」とか「自由研究をしよう」というページがあるのですが、ぜひ、ふだん気になっていることをじっくり調べたり、研究したりしてみてほしいです。
「やらなければいけない」と言われてやる勉強は、ときにつらいこともあります。でも、自分からやりたいと思ってやる勉強はとても楽しいです。ぜひ、そういうことに取り組む夏休みにしてほしいです。