学校日記

6月25日(火) 津波てんでんこ

公開日
2019/06/25
更新日
2019/06/25

学校

「津波てんでんこ」
東日本大震災当時、よく耳にした言葉です。
「てんでんこ」は「てんでばらばらに」という言葉ですが、それぞれが「勝手に」という意味ではありません。
家族、友人、知人等が、各自で安全な場所に避難していると信じて、自分も安全な場所、津波なら高台に避難するということが、命を守るためには必要です。津波の危険性がある状態で、津波の危険性がある地域へ探しに行くと津波に被災する危険性が高くなります。東北地方では、この教えを大切にして「津波てんでんこ」という言葉が伝承されています。
この地方でも当てはまる教えと考えます。
今日は、日長保育園の園児さんと先生が、15分かけて、走って、本校まで避難訓練をしました。今日は、暑い日になったので、0〜2歳児は参加しなかったそうですが、実際に大地震が起きた場合は、全園児と先生が、本校に避難します。日長川を津波が遡上する可能性がありますので、高台にある本校へ避難する必要があります。もし、日長川にかかる橋が倒壊して渡れなければ、日長神社に上がるなど、少しでも高いところへ避難する必要があります。
本校の児童は、大震災が起きたときに在校していたら、揺れがおさまったら運動場に避難します。保護者の方に引き渡しになりますが、津波対策として、津波の危険性がないと判断するまで、本校にとどまった方が、津波の被災は避けられます。
保護者の方は、「津波てんでんこ」の教えのとおり、まずは、ご自身の安全を確保してください。