6/26 うかつあやまり
- 公開日
- 2015/06/26
- 更新日
- 2015/06/27
校長室より
先日の朝会で「江戸しぐさ」の話が出ていました。そこで、少し調べてみたら、こんなものがありました。それは、「うかつあやまり」です。紹介します。(越川禮子著 暮らしうるおう江戸しぐさ 朝日新聞出版)
たとえば人に足を踏まれたとき、踏んだ人はもちろん謝りますが、踏まれた人も「こちらこそうっかりしまして」と、口には出さなくともそぶりを見せると、その場が何となくいい雰囲気になります。江戸ではこういったしぐさを、「うかつあやまり」と言いました。
(中略)
「うかつあやまり」の真意は、トラブルを事前に察知し、素早く対処できなかった自分のうかつさを反省することにあるのですから、きびしいものです。
現代は、ますます物騒になってきましたし、家の中では安全で自由でも、一歩外に出れば何が起こるかわからない世の中です。
(後略)
いかがでしょうか。
江戸の人は、心にゆとりがあったのですね。
こんな「うかつあやまり」の気持ちをみんなが持っていれば、トラブルは起こりませんね。