3/18(月) 現職主任の目〜1年生数学の授業を通して〜
- 公開日
- 2019/03/18
- 更新日
- 2019/03/18
教員研修
1年数学の研究授業。テーマは「資料の活用」。
最大値・最小値、中央値、最頻値、ヒストグラムなどの既習事項を用いて、
「1991年の夏と2005年の夏とではどちらが暑かったといえるのか」を考える。
近年、猛暑日を記録する日が多くなっているように感じるが、果たして結論やいかに!?
まずは個人で考え、その後でグループによる話し合いを行う。
自分の意見をもつことで、その後の話し合いに積極的に取り組むことができる。
同じグループに自分と異なる意見をもつ人がいたならばなおさら積極的に取り組む。
「なぜそう考えたの?」
「あっ!なるほど。そういう見方もあるのか!」
最終的に、各グループから様々な意見が出された。
どの意見も明確な根拠があり、結局のところ結論を出すのが難しくなってしまった。
そこで、先生は「『暑い』という定義は、人の感じ方にもよるね。それによって、どんな資料を見るのかも変わる。大切なのは、複数の資料を『自分の目』で確かめること。身の回りにある情報を分析もせずに信じるのはどうなのかな?」と伝える。
話し合いを通して、生徒たちは広い視野をもつことの大切さを実感したはず。
また、自分の見方・考え方だけではなく、他者の見方・考え方も取り入れることで、よりよい意見をつくることができるということも。
学校で学ぶ意味はそこにあるのかもしれない。(現職主任:T.N)