自分らしさ
- 公開日
- 2023/12/04
- 更新日
- 2023/12/04
校長室より
ZOOM朝会
○表彰伝達 愛知県防火作品
○総務委員会・保健委員会の今月の目標
○人権週間校長講話
まずは、この記号を見てください。何のマークでしょうか
そうですね、トイレのマーク。よく見てみて、何かちがいますね
そうです、色が反対です。左が、みんながいつも見ている方ですね
これは、世界のトイレマーク。左上は、インドです。下が、ドイツ。真ん中は、東京の渋谷です。どれも、色は男女一緒ですが、男はズボン、女はスカートが多いかな
女の人の中には青が好きで、そんな服や持ち物を身に着ける人もいれば、その逆もあります
「男らしい」とか「女らしい」という言葉がありますね。男性・女性という言葉の「性」。
性には4つの性が、あります。「からだの性」、これは生物学的な性。「こころの性」、これは自分がどの性別と感じている性。「好きになる性」、恋愛の対象になる性。そして「あらわす性」、服装や言葉づかいの性です
また、からだの性とは違い、社会的・文化的につくられている性のことのことをジェンダーといいます
八幡小学校では、「男女混合名簿」を使っています。以前は、番号順のときには、男子が先、女子が後でした
中学校に行くと、制服があります。セーラー服と詰襟の学生服。今、知多市では、中学校の制服を考える会議、知多市中学生制服検討委員会で新しい制服を考えています。誰もが着やすいこと、お金があまりかからないこと、共通のブレザーやズボンやスカートなどを自由に選ぶことができるようにいろいろと話し合っています
「女らしくない」・「男らしくない」ことは、いじめや差別の対象となることがあります。性は、からだの性だけでは決まらない。自分で変えようとしても変えられないなどいろいろです。難しい言葉で多様性といいます。ちがいをお互いに大切にすることができるといいですね。たとえ自分の価値観や理解とはちがっていても、性の表し方を含め、「その人らしさ」・「自分らしさ」を大切することが求められています
きらめき発表会で5年生がSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに発表してくれました
17の目標の一つに、「ジェンダーの平等」があげられています
世界では、女性というだけで望んだ仕事に就けなかったり、教育を受けさせてもらえなかったり、望まない結婚・妊娠・出産をさせられたりするケースがあります
男性も女性も社会的に平等であるための目標が、ゴール5にある「ジェンダー平等を実現しよう」です
12月4日から10日までは、第75回「人権週間」です
啓発ポスターです。こうあります「誰かのことじゃない」
これは、パレスチナ国ガザの写真
戦争の爆弾で、家がなくなり、がれきの中で生き抜くガザの子どもたち
みんなと同じくらいの子どもです
人権という言葉は、とても大切だけど、残念ながらとても難しい言葉でもある。大人でも言葉を知っていてもこんなことが今起きているのです
理解できなくても目の前にあるちがいを尊重する
あなたは大切な人間です。それと同じにあなた以外の人も大切な人間です
そして、学級でも家庭でも人権のこと、話し合ってみるといいですね
人権のお話を終わります