学校日記

涙雨

公開日
2022/03/18
更新日
2022/03/18

校長室より

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式 辞

弥生三月、八幡の桜のつぼみが日に日にふくらみ、君たちの門出に華をそえる頃となりました。そして、君たちとの別れを惜しむ涙雨のこの日
令和三年度知多市立八幡小学校の卒業証書授与式をこのように挙行できますことをたいへんうれしく思います

本日は、知多市教育委員会を代表して山田直行様にご臨席をいただきました
誠にありがとうございます

卒業生の保護者の皆様、本日はおめでとうございます。この六年間の心身ともに成長著しいお子様の姿に感慨も一入と思います。小学校を巣立つもののまだまだ親としての荷が下ろせるものではありません。多感な思春期、次のステージに入ります。変わらぬご家庭での愛情と見守りをお願いいたします。6年間の学校教育へのご理解とご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました

さて、卒業生のみなさん、卒業おめでとう
今、何を想うだろう。

君たちの小学校最後の年は、後世歴史に残る年でした。三年目の春となるコロナ禍、夏冬のオリンピックが開催、そして教育界では、GAGAスクール元年でした

まず、みんなにはお礼を言っておこう
制約の多い一年でした。ZOOMを活用した校内運動会でのリーダーシップ。下級生を親身に大事にしてくれた通学団。本当のきょうだい以上に可愛がってくれたペア活動。下校時間のぎりぎりまで、昇降口の砂をはく、外連味のない働き者であった当番や委員会活動。すばらしい頼もしい最高学年でした

ありがとう

みんなは、秋のきらめき発表会で、最高学年らしく日本の歴史文化を個性豊かにプレゼンテーションしました。本校では、週末は「りんごの日」として、家庭学習や連絡にとiPadを活用しています
りんごは、英語でAppleです。iPhoneやiPadを作っている会社はApple社

君たちの卒業にこのAppleの創業者スティーブ・ジョブズの言葉を送りたいと思います
彼は、強烈な情熱とイノベーションと独創性をもち、世界を変えた一人と言っても過言ではない現代の偉人です
2011年56歳の若さで亡くなりました。彼の人生は、伝記や映画が制作されています

彼にスタンフォード大学での学位授与式の有名なスピーチがあります。この中で

「自分の心と直感を信じる勇気を持て」
(Have the courage to follow your heart and intuition.)

と言っています

君たちの前には、未来がある、明日がある
この先には、すばらしいこと、楽しいこと、そして困難なことも待っています
今、期待や希望ともに不安もあることでしょう
でも、大丈夫です。この伝統ある八幡小学校の下級生のあこがれの最高学年でした。君たちには、優しく素直で力強い心があります。もう過去となる小学校生活も無形資産となって、君たちをきっと自ら支えてくれます

ぜひ、新たな価値が次々に生まれるソサエティ5.0の社会を自分の心と直感を信じて、自らを成長させて、たくましく勇気を持って生きてほしいと切に願います

自分を信じ、自分を愛す者こそ、他を信じ、他を愛せるのです。自分を信じる勇気を持ち続けなさい


君たちが愛してくれた八幡小学校は、君たちの未来を明日を必ず、見守り続けることを約束して門出の言葉とします



令和4年3月18日

知多市立八幡小学校長    佐藤 敏弘