学校日記

あなたからどうぞ

公開日
2021/10/18
更新日
2021/10/18

校長室より

朝会校長講話

たいへん冷えた朝でした。急に寒くなりました。体調に気をつけましょうね
10月はハロウィン
お店の飾りもハロウィン。特徴的なカボチャの飾り。「ジャック・オー・ランタン」と言います

ハロウィンは、数千年前の古代ケルト民族の伝統の祭りが起源と言われています。
古代ケルト民族は、1年の終わりを10月31日と定め、その夜を死者の祭としていました
現在は、万聖節(キリスト教で毎年11月1日にあらゆる聖人を記念する祝日)の前夜祭で、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りとされています

死者が向かうところといえば、地獄か天国
今日は「地獄と天国の長い箸」という言い伝えられている有名な話を紹介します

天国にも地獄にも、どちらにもたくさんのおいしいご馳走が用意されています。とてもとても大きな鍋をみんなでぐるりと囲んで食事を頂くのです。この世の中と違うのは天国も地獄も用意されているのは、とても長い箸ということ
こんなくらいあるような長い箸。必ずその箸を使って食べなければならないというのが、共通の決まりなのです

地獄の人たちは、とんでもなく長いその箸で、自分の口に食べ物を運ぼうとしますが、何度やっても食べ物はこぼれてしまいます。ちっとも食べることができません。おいしいそうなご馳走があっても食べることはかなわず、常にお腹をすかせて飢えに苦しんでいます。そのせいでイライラしてけんかとあらそいも絶えないのだそうです

一方、天国の人たちはというと、たくさんおいしいものを食べ、誰もが幸せに満たされた顔をしています。なぜか?それはみんな、その長い箸を人のために使っていたのです。鍋の向こうの人に「はい、どうぞ」と食べさせてあげるのです
「まずは、あなたからどうぞ」なんですね。だから天国は、飢えもあらそいもない、みなが笑い合える幸せの世界なんだって。よくできたお話です

ハロウィンと「長い箸」から、どうしたらみんなが幸せな世界になるか考えてみたいね。お話を終わります

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委員会委員長任命式

各委員会でリーダーシップを期待してます