学校日記

9/28 中庭の水たまりに・・・

公開日
2017/09/28
更新日
2017/09/28

八幡小百景

 話題盛りだくさんの今日の八幡小でしたが、こんなできごとがありました。昼休みの時間、5年生の子どもたちが「中庭の水たまりにナマズがいる!」と言っていました。このままではかわいそうだということで、水そうに入れて教室にもってきたのがこの魚です。ヒゲがあって15センチほどの大きさと言うことで、最初に発見した子たちが「ナマズ」だと思ったのですが、この魚についての子どもたちの議論が大変おもしろいものでした。
 
 「ナマズではなくてドジョウではないのか」「ドジョウはもっとずっと小さくてにょろにょろしている。これはドジョウじゃない」「ドジョウならヒゲが10本あるはずだが、これは9本しかない」「そもそも、どうして今日の雨でできた水たまりにこんな魚がいるのか」」「ネコが運んできて(後で食べるために)とっておいたのではないか」「中庭のコイの池から飛び出したのではないか」「土の中に潜んでいたのが雨で出てきたのではないか」「鳥が運んできたのではないか」「鳥だとしたら、なぜ食べずに中庭に落としたのか」「食べること以上の大きなできごと、たとえば自分より大きな鳥に襲われたとかで、思わず落としてしまったのではないか」「この魚がこうして水たまりで生きていられるのは、たとえば電気ナマズなら電気を流して逃げるとか、表面がぬるぬるとして逃げられるように進化しているからだ」・・・・・・・。
 こんなふうに、次々にいろいろな意見を言い合って、考えていました。突如自分たちの前に現われたこの「不思議」。それに対して、自分の知っていることを総動員して考えているのが見ていてすばらしいと思い、内心感心しながら聞いていました。興味のある子は、今日、家に帰ってからいろいろと調べているかもしれません。
 そういえば、つい最近のニュースで、蚊が寄ってきやすい人とそうでない人がいることの理由と対策法を高校生が突き止めたとか、青い光でなぜハエが死ぬのかの理由を高校生が発見したとか報道されていましたが、今日のようなことは、そういうことにつながる姿なのかもしれませんね。

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