3/3 ひなまつり
- 公開日
- 2017/03/03
- 更新日
- 2017/03/03
校長室より
今日は、ひなまつり。女子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事です。
ひな人形に、ひなあられや菱餅(ひしもち)を供え、桃の花などをも飾って、白酒やちらし寿司などの飲食を楽しむ節句のお祭りです。
実は今日、「桃の節句」とも呼ばれています。なぜでしょうか。
まず、「節句」というのは季節を分ける節目のことです。
中国から入ってきた考え方で、奇数の数字が重なる日には悪いことが起こると考えられており、その災いや邪気を払うために祭りなどをするようになりました。
3月3日は上巳の節句(桃の節句)、5月5日は端午の節句、7月7日は七夕の節句、9月9日は重陽の節句となりました。
実は、3月3日は、桃の節句といっても、今の暦ではまだ桃の花は咲いていません。ただ、旧暦では、4月上旬にあたるため、そろそろ桃の花が咲く季節となります。
また桃には百歳(ももとせ)まで生きられるようにという不老長寿の願いも込められていました。さらに、桃には邪気をはらう力があるといわれていました。鬼退治に行くのが「桃太郎」なのもそのためなのですね。