3/1 スターウォーズの星?
- 公開日
- 2017/03/01
- 更新日
- 2017/03/01
校長室より
昨日、大変興味深い話題がありました。
それが、スターウォーズの星?の話題です。
映画「スター・ウォーズ」シリーズで主人公ルーク・スカイウォーカーの故郷として描かれた、2つの恒星を公転する架空の惑星「タトゥイーン」にそっくりな惑星系が存在する証拠が発見されたのです。
びっくりですね。
記事によれば、タトゥイーン似の惑星は、地球から約1000光年の距離にあります。ここでは、白色矮星(わいせい)と褐色矮星という恒星2個を持つ連星系があり、この2つの恒星の周囲を公転する破片から、この惑星の存在が示唆されました。
実は、これまでに連星系を公転することが分かっていた惑星はすべて、木星に似た巨大ガス惑星でした。今回の研究では、この連星系にある惑星を直接検出はできなかったものの、岩石惑星に多くみられるケイ素やマグネシウムなどの金属含有量が高い惑星物質が発見されました。けれども、恒星2個の周りに岩石惑星が形成されるのは難しいといいます。通常の惑星形成過程では、岩石のかけらや塵(ちり)がくっつき合って大きく成長しますが、連星系ではそれぞれの星の重力が押し引きする力が加わるため、惑星への成長が阻害されるからです。
これらのことから、今回の発見は大変興味深いものです。
これから研究が進み、惑星が直接発見されると、また、宇宙の神秘が一つ明らかになるかもしれませんね。
(写真は、想像図です。)