2/16 歴代最多タイ 53勝目
- 公開日
- 2017/02/16
- 更新日
- 2017/02/16
校長室より
平昌冬季五輪のテスト大会を兼ねたノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は16日、平昌で個人第18戦(ヒルサイズ=HS109メートル)が行われました。2季連続年間女王の高梨沙羅(20)選手は、99・5メートル、97メートルを飛び、合計215・1点で逆転優勝。今季9勝目を挙げて、男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(27)=オーストリア=が持つ通算53勝に並びました。
高梨選手は「53勝目をとれたことはうれしいですが、ちょっと複雑な気持ち。めまぐるしく変わる風の中、風に恵まれたと思っています」と勝因を語り、五輪で使用する台での2日間は「最後の最後で感覚はつかむことができた。まだ安定して良いジャンプをそろえられることができないので、しっかりポイントをつかんで五輪に向け(来年)代表に選ばれるようになりたい」と語りました。
また、2月下旬に行われる世界選手権に向けては、「一番の課題だったアプローチに(うまく切り替えて)乗ることができるようになった。切り替えられたことが自信になると思うので、世界選手権に向け今できることをしっかり保っていきたい」と抱負を述べました。
ここのところ、日本の伊藤有希選手(22)も活躍していますね。前日の第17戦で今季4勝目を挙げたのに引き続き、90メートル、111メートルを跳び、合計213・6点で2位に入りました。2回目の111メートルは最長不倒で、「2本目はすごく風に助けられた。昨日より今日は2本とも良いジャンプがそろえられ、いい大会だった」と納得の表情をしていました。
強い選手が2人いる日本。2人で切磋琢磨する中で、高梨選手は、54勝目を目指してがんばってほしいと思います。
(写真は中日新聞より)