学校日記

1/17 祈り

公開日
2017/01/17
更新日
2017/01/17

校長室より

 6434人が犠牲になった阪神大震災(1995年)の発生から17日で22年。兵庫県内では、多くの人たちが地震発生の午前5時46分に黙とうし、犠牲者に鎮魂の祈りをささげました。会場には、希望の祈りを込めて「光」というメッセージが「1.17」の文字に加えられました。

 祖母を亡くした女性:「この年まで生きられたよって、元気で楽しくやっていますって(伝えにきた)」
 熊本地震の被災者:「きのう、ずっと夜景を見ていて、こんなに復興するんだって力もらいました」など、それぞれの思いをこめたメッセージもありました。

 また、「22年前の出来事は歴史の世界で済ますことはできない」と述べる遺族もみえ、最愛の人の命を奪われた悲しみや震災を風化させない決意を示していました。
 その背景には、神戸市の人口の半分以上が震災を経験していない人で、教訓を伝えることが難しくなってきた現状があります。けれども、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震と各地で大きな地震が発生しています。阪神・淡路大震災の教訓を次の世代にどのように伝えていくか、大きな課題が残されています。
(写真は中日新聞より)