1/10 書き初め
- 公開日
- 2017/01/10
- 更新日
- 2017/01/10
校長室より
「書き初め」は日本で昔から行われている風習です。通常は1月2日に行われます。1月2日に行われるのは、この日が「仕事始め」とされていたからです。
この仕事始めのしきたりに習って、文字を書いたり絵を描いたりする「書き初め」が始まったそうです。
昔は偉い人が行っていましたが、江戸時代に入り寺子屋で勉強をすることが必修とされて、一般にも「書き初め」が広まっていきました。書道は、昔からとっても大事な学習だとされていて、文字が一般に普及していくにつれて、文字を書く風習が広まりました。それが今の「書き初め」の始まりなんです。
つまり、文字や詩を書くことにあたって、ちゃんとした綺麗な漢字やひらがなを書けることは大切なことなのです。そこで、神様に自分の書いた文字を納めることで、文字が綺麗にかけるようになることを願いました。さらに、昔は1月11日にドンド焼きという行事があり、その炎で文字を書いた紙を焼くことで、字が上手くなる!と言われていました。
「書き初め」をすることによって、「文字を綺麗に書けるようになる」という意味が込められていたのです。
実はもう一つ意味があったのです。
それは、「今年1年の意気込みを表す」ということです。
今年1年の頑張ることやしたいことを書道で書き、それを1月2日の仕事始めに行うことによって、この1年、仕事がとっても上手くいくと言われています。
今日と明日、学校でも書き初めを行います。家で練習してきた言葉を、学校で清書するのです。学校では、「1年の意気込みを表す」ほうが重点になっていますが、字もきれいに書けるようになってほしいですね。少し欲張りかもしれませんが・・・。