12/21 冬至
- 公開日
- 2016/12/21
- 更新日
- 2016/12/21
校長室より
おはようございます。
今日は冬至です。1年の間で昼が最も短く夜が最も長くなる日です。
冬至というと、カボチャとゆず湯が思い出されますね。今日の給食も冬至にちなんだ給食です。
冬至にカボチャを食べる理由はなんでしょうか。
実は冬至に「ん」がつく物を食べると、運がよくなるという風習があったそうです。これを「運盛り」と言うのですが、特に運盛りに食べられていたものは、れんこん、だいこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)です。
でも、かぼちゃには「ん」が入っていませんね。実は、かぼちゃは漢字で書くと「南瓜」となり、「なんきん」と読まれ、「ん」が2つ付いているのです。
さらに、かぼちゃは本来は夏野菜です。貯蔵が効くので冬まで美味しく食べられるのもそうですが、元は南方から渡ってきた野菜である事から、夏や南は陽の気を持つものとして一年でもっとも陰(太陽の力が弱い日)に陽を多く含む物を食べるという意味もあるそうです。
また、ゆず湯につかる風習は、香りの強い柚子を入れる事によって、邪気を払うといった意味があったようです。さらに、語呂合わせとして、融通が効く湯治=柚子が効く冬至 といった遊びの要素もあったと言われています。
いろいろな風習にも、様々な意味があったのですね。