12/8 パールハーバー
- 公開日
- 2016/12/08
- 更新日
- 2016/12/08
校長室より
太平洋戦争の発端となったハワイ オワフ島の真珠湾(パールハーバー)攻撃が1941年12月8日におこりました。この攻撃については、映画にもなっているし、数々の書籍でも紹介されていますので、ご存じの方が多いと思います。
山本五十六連合艦隊司令長官が、ハワイ オアフ島の真珠湾に停泊している戦艦や重巡、陸上基地を攻撃しました。このとき、攻撃に成功したことを略号暗号で「トラ トラ トラ」と打電しました。意味は「われ奇襲に成功せり」です。アメリカはこの奇襲を予期することができず、あわてふためきました。このことは、「真珠湾空襲、演習にあらず」という言葉からもよく分かります。けれども、このとき真珠湾に航空母艦が1隻もいなかったことが、この後の戦局を大きく変えることになりました。同時に、当時はあまり重要とは考えられなかった飛行機の重要性も認識されるようになり、戦艦から航空母艦へと主力が移るきっかけともなりました。
日本にとっては、「悲惨な戦争」という扉を開いてしまった出来事です。この真珠湾で、日本の首相とアメリカの大統領が戦死者への慰霊を行います。今度は、平和が継続することへの、新しい扉を大きく開いてほしいと思います。
(写真はウィキペディアより)