11/29 校長会研修会
- 公開日
- 2016/11/29
- 更新日
- 2016/11/29
校長室より
今日の午後、武豊町民会館で研修会が行われました。講師は元名古屋ターミナルホテル総支配人で、現在は(財)アソシア志遊館理事長の柴田秋雄氏、演題は「日本一の授業員をつくる」です。
この演題を見ると、知っている方も多いかもしれません。名古屋ターミナルホテルはバブルの崩壊とともに4期連続の赤字になってしまいました。そんな中、代表取締役専務総支配人に就任した柴田氏は、柴田流の再建策で、7期連続の黒字ホテルに再生しました。よいホテルにするためには、従業員がホテルで仕事をして楽しい、と思えるホテルにすること。顧客満足より従業員満足を重視する。そうすることにより、従業員に優しさが生まれてきて、その気持ちがホテルに泊まったり、レストランを訪れるお客様に伝わるようになる。
「人は自分に優しくしてくれる人のことを大事にしたくなる。その力の大きさを忘れていないか」
「本当のおもてなしは自然にそうなったかのように思えるもの」
柴田氏の著書にはこんなすばらしい言葉が並んでいます。
また、今日の講演会では、DVDに出てくる、耳が聞こえない女性も来て話をしていただきました。耳が聞こえないことから、しゃべるのが苦手で、筆談で行っていました。けれども、接客の仕事をまかされ、周りの人の優しさにもふれ、今のように積極的に話ができるようになったとのことでした。この言葉の通り、控え室で話をしていても、本当に生き生きと、楽しそうにたくさん話してくれました。この明るさは、本人の自信から来るのでしょう。すがすがしい風が吹いたような心地よい気分になりました。
今日は、すばらしい人に出会うことができました。ありがとうございました。