8/19 涙 涙
- 公開日
- 2016/08/19
- 更新日
- 2016/08/19
校長室より
もう皆さんご存じかと思いますが、今日早朝に行われた、レスリング女子53キロ級決勝で4連覇を目指した吉田沙保里選手が決勝で敗れ、銀メダルでした。
試合直後のインタビューは、涙涙でした。「たくさんの方に応援していただいたのに、銀メダルに終わってしまって申し訳ない。日本選手団の主将として金メダルを取らないといけなかった。最後は勝てるだろうと思っていたが、取り返しのつかないことになってしまった。」と話しました。
一緒に見ていた家族全員で「そんなことはない。よくがっばった。」と声を合わせました。
世界の一流選手たちの目標とされた吉田選手のレスリングは、吉田選手を破るために研究され尽くしています。そんな中で、勝ち続けることがいかにたいへんなことか、想像に難くありません。けれども、そんな中で、今まで連勝を続け、今回も銀メダル。みんなに誇れる銀メダルだと思います。
特に、主将としての重圧もあったことでしょう。それでも、決勝まで勝ち進んできた吉田選手。今までの頑張りに、ぜひ胸を張って、笑顔で帰国してほしいと願っています。
もう一つ。吉田選手は多くの後輩の目標となりました。そして、後輩達が見事に金メダルを取るほどに育っていったのです。このことも、すばらしい偉業だと思います。
今日の吉田選手の最後まで粘り強く闘う姿、そして、両親や支えてくださったすべての方に感謝を忘れない心の有り様、そして、主将としての責任感に深く感動しました。
本当にありがとうございました。
(画像は、中日新聞より)