6/12 未履修問題
- 公開日
- 2016/06/12
- 更新日
- 2016/06/12
校長室より
6月9日の新聞に、保健の授業の未履修問題が出ていました。もうすでに、皆さんもご存じかと思いますが、内容を中日新聞から引用します。
(引用)
東京都東村山市の市立東村山第三中学校が「保健」の授業を実施していなかった問題で、市教育委員会は8日、その期間が約10年に上ることを明らかにした。2006年4月に着任した男性体育教諭(61)が「体育実技の方が生活指導に効果的」と判断していた。
市教委の調べに、男性教諭は「着任時は教室で授業をしても生徒が落ち着かず、問題行動に苦慮した。体育の授業をして保健の指導もすれば、保健の代わりになると思った」と釈明したという。
市教委によると、同校では06年度以降、他の体育教諭計6人も、保健の授業を規定の半分程度の年10こましか行わなかったり、全くしなかったりした。
(引用終わり)
未履修問題は、かつては中学校の書写の授業でありました。また、高等学校の歴史に関しても、未履修が発覚し、このときは大きな問題となりました。学習指導要領で定められた内容を指導しないことは問題があります。今回の学校では、生徒指導に苦慮していた実態があったようです。生徒指導が大変な学校では、実技を重んじる気持ちも理解できます。けれども、指導しないと言うことはやはり問題があると思います。今回のことを、他山の石としないように気を付けていきたいと思います。