6/8 追悼
- 公開日
- 2016/06/08
- 更新日
- 2016/06/08
校長室より
大阪府池田市の大阪教育大付属池田小で1、2年生8人が亡くなり、教職員を含む15人が重軽傷を負った校内児童殺傷事件から8日で15年となりました。池田小では犠牲者を追悼する「祈りと誓いの集い」が開かれました。
犠牲となった児童の氏名が刻まれた「祈りと誓いの塔」。風雨に打たれて薄くなった氏名の修繕を3回行ったことを校長先生が話されました。それを聞き、遺族の方々も15年という長い月日が流れたことを実感したそうです。
今日の朝刊に、小学校2年生で亡くなった女の子のことが書かれていました。彼女の同級生の多くは今春、大学を卒業して社会人になりました。長い月日が流れてしまいました。けれども、文部科学省は3月、学校事故対応に関する指針を策定しました。有識者会議に参加した遺族の方も、「われわれの思いが反映されている指針だ。学校の事件はどこでも起きうるという意識を持ってほしい。」と述べてみえます。
池田小事件から15年。私たちは、この事件の記憶をいつまでも風化させることなく、長く伝え、児童生徒の安全を常に考えた対応をしていく必要があります。
(写真は、中日新聞より)