5/6 人は人によって育つ
- 公開日
- 2016/05/06
- 更新日
- 2016/05/06
校長室より
私は、「人は人によって育つ」という言葉をよく使います。どこかの偉い人が言った言葉かもしれませんが、よく分かりません。どちらかというと、今の自分を言い当てた言葉だと思うので、よく使っています。
人は一人一人様々な考えを持っています。様々な願いも持っています。立場が違えばその立場で様々な考えを持っているのは当然のことだと思います。様々な方々と関わり合いを持てば、様々な意見を聞くことができます。「あ〜、こんな考え方もあるんだ。」と思えば、それも自分の成長につながります。同じ考えの人や同じ職種の人とばかり話していたのでは、考えが凝り固まってしまいます。だからこそ、教員は様々な人と関わり、人として成長していく必要があると思います。
今日の会で、「至誠」という言葉を聞きました。大河ドラマ「八重の桜」に出てきた、吉田松陰の言葉として紹介されました。実は、孟子の言葉なのです。
「至誠にして動かざる者は未だ之れあらざるなり。誠ならずして未だ能(よ)く動かす者はあらざるなり」
意味は、「誠意を尽くして事にあたれば、どのようなものでも必ず動かすことができる。逆に不誠実な態度で事にあたれば、何ものをも動かすことは決してできない。」です。
何とすてきな言葉なのでしょう。
こういう話を聞けるのも、様々な出会いがあるからです。
「出会い」をこれからも大切にし、そこから様々な学びを育んでいきたいと思います。