3/15 ちょっと音楽の話を
- 公開日
- 2016/03/15
- 更新日
- 2016/03/15
校長室より
最近、有名な指揮者の逝去報道がありました。
クルト・マズアについては、以前このホームページでも書きました。その後、指揮者ピエール・ブーレーズが亡くなりました。「奇才」と言われた彼は、現代音楽の作曲者としても有名でした。
3月5日には、指揮者ニコラウス・アーノンクールが亡くなりました。86歳でした。
アーノンクールは1953年に古楽器オーケストラ「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」を立ち上げました。古楽器オーケストラとは、作曲者が曲を作曲した当時の楽器を使って演奏するオーケストラのことです。
このオーケストラとは、外国公演や録音も行い、バッハやヘンデルの作品に意欲的に取り組みました。
1980年代からは普通のオーケストラも指揮するようになり、近年ではベルリン・フィル、ウィーン・フィル(2001年および2003年の同団ニューイヤーコンサートを指揮)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団やヨーロッパ室内管弦楽団への客演も多く、レパートリーも多岐に及ぶようになりました。
日本とも関係が深く、2006年11月にはウィーン・コンツェントゥス・ムジクスおよびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を率いて再来日し、モーツァルトなどの作品を指揮しました。
2015年12月5日、86歳の誕生日の前日に、体力の限界を理由に引退を表明し、3月5日に亡くなりました。
音楽に興味のある私にとって、有名な指揮者(自分が好きな指揮者ですが)亡くなるのは、残念です。けれども、今では、録音技術が優れており、彼等の演奏も聴くことができます。彼等のすばらしい演奏を、今後も聴いていきたいと思っています。ぜひ、皆さんも聴いてみてはいかがでしょうか。