1/10 若者よ 失敗は財産
- 公開日
- 2016/01/10
- 更新日
- 2016/01/10
校長室より
今日の中日新聞朝刊に、昨日行われたノーベル賞受賞者の名城大終身教授の赤崎勇さんと京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥さんの公開対談の様子が掲載されていました。もう既に読まれた方もみえると思いますが、少し引用します。
お二人は、まず「若いころの失敗は財産。失敗して成長する」と励ましました。
赤崎さんは故・湯川秀樹さんが物理学賞を受けた1949年に京大に入学し、「まだ焼け野原が残っていたが、自分も、誰もやったことがないことをやってみたいと強く思った」と回想。「若い時は、人生のキャンバスに余白がかなりある。焦らずにやりたいことを見つけて」と呼び掛けました。
山中さんは実験で仮説と違う結果が出た経験を振り返り、「人間が考えても、分からないことばかり。自然は意外な答えを返してくれる」と指摘。「勉強は必要だが、先生や教科書が間違っているかも、と疑う気持ちも大切」と語りました。
質疑で愛知県岡崎市の方は教訓を尋ね、山中さんは「人間万事塞翁(さいおう)が馬。人生で起きることは、何が良くて悪いか、分からない」と話されました。
大阪の大学生は研究者に求められる資質を問い、両氏は「好奇心」と強調されました。
(引用終わり)
人はどうしても失敗を恐れ、失敗しないように慎重に物事を運ぼうとします。それは決して間違いではありませんが、失敗はおこるものです。特に若い内はそうです。要するに、失敗した後どうするかが大事だということだと思います。それが、成長することの分かれ道になるのかもしれませんね。(写真は中日新聞より)