1/3 青山学院大学 2連覇
- 公開日
- 2016/01/03
- 更新日
- 2016/01/03
校長室より
第92回東京箱根間往復大学駅伝最終日は3日、神奈川県箱根町から東京・大手町までの5区間、109・6キロに21チームが参加して復路が行われました。その結果、青学大が10時間53分25秒で2年連続2度目の総合優勝を果たしました。1区から一度もトップを譲らない優勝は第53回大会の日体大以来、39年ぶりの快挙です。復路も5時間27分30秒で昨年に続く2度目の制覇となりました。
青学大の走りは素晴らしかったですね。この箱根駅伝に向けて、ベストの状態に持って行くことができた調整の素晴らしさはさすがです。
第2位は東洋大 第3位は駒大、早大が4位、東海大が5位 6位は順大、7位が日体大、8位山梨学院大、9位中央学院大、10位帝京大となり、この10チームが来年のシード権を獲得しました。
さて、皆さんは、この箱根駅伝に「関東学生連合」というチームが出場しているのをご存じでしょうか。このチームは、箱根駅伝出場を逃がした大学の中から、予選タイムで好タイムを出した選手が選ばれる混成チームです。正式に出場できる20大学とは違って、このチームはオープン参加となります。
実はこのチームを題材にした小説があります。「堂場瞬一著 チーム」です。正式に出場できない大学から集められた選手。いわば。「敗者の寄せ集め」。このチームはどんなに速く走っても記録はでますが、順位は関係ありません。そういう中で、何のためにタスキをつなぐのか、それぞれの選手は何を思い、217.9キロの箱根路を走るのか。
いろいろな思いが交錯する素晴らしい小説だと思います。箱根駅伝が終わった今、ぜひ手にとって読んでみてはいかがでしょうか。
(画像は、中日新聞より)