学校日記

12/28 あっという間の呑気

公開日
2015/12/28
更新日
2015/12/28

校長室より

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 今日の中日新聞夕刊の紙つぶてに、小説家の津村記久子さんが、「あっという間の呑気」と題して書いて見えました。少し引用します。

(前略)
 振り返るとそりゃ短いけど、体感では長い十年でした、と亡くなった友人のお父さん、つまり高校の先生の奥さんに話すと、長く感じるっていうのはしんどかったんやねえ、と
おっしゃっていました。だから、短い短いと愚痴るのは、もしかしたら、しんどさを感じるいとまもないぐらい夢中だということで、いいことなのかもしれないとも思います。
 何もかもあっと言う間なんですよね、といつもぬけぬけと言えるようにいられたら、と思いました。少し自分の手に余るようなことをして、難しいなあ、とか、時間がないな
あ、と言っていられるのは、自分を持て余す暇もないということで、本当は呑気なことなのかもしれません。

 年の瀬のあわただしいなかで、「あっという間の呑気」という題に引きつけられました。そして読んでみて、思わず、「なるほど」と思ってしまいました。
 皆さんはどう思われたでしょうか。