学校日記

12/26 当たり前のことを愚直に

公開日
2015/12/26
更新日
2015/12/26

校長室より

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 私が学校経営の参考にしている学校に春日井市立出川小学校があります。堀田龍也先生をお招きし、「学習規律の徹底とICTの有効活用〜わかりやすい授業の実現をめざして〜」を基盤に研究に取り組んだ学校です。
 この学校は当初、堀田先生から「ICTの活用の前にすることがあるのではないか。」といわれ、学習規律に取り組み始めました。この学校の方向性は凄く共感できるものであり、昨年度本校にも来ていただいた大西貞憲先生から教えられたことにもつながる内容です。
 出川小学校が出版した本の中に次の言葉がありました。堀田先生の言葉です。

『結論から言うと、「出川イズム」と書きましたが、この学校の特徴というのは、当たり前のことを愚直にやっているということです。研究発表ですから、かっこいい授業をしようと思えば、凄く何か月も教材研究をして何か映像を作ったり、プレゼンテーションを作ったりして、先生が子どもを驚かすような授業をやることもできます。しかし、本校は附属学校でもなければ、別に凄い授業者が集まった学校でもありません。普通の学校で。そういう学校で子どもたちも普通で、そういうところで当たり前のことに「愚直」に取り組み、それをずっと続けています。それをどの教室でもやっている。どの教室に行ってもICTを使っている。別に凄い使い方をしているのではなく、映しているだけです。しかし、どの教室も、どの教師も使っている、そういうことがすごく大事です』

 全員の先生が、同じ方向を向いて、同じ指導をしていく。学年が変わっても子どもたちが苦労しないように、統一するところは統一していく。子ども目線で、そういう指導を続けていく。本校も同じような取り組みをしています。1月29日の授業研究発表会では、その一端をお見せできればと思っています。