12/25 たぶんねこ
- 公開日
- 2015/12/25
- 更新日
- 2015/12/25
校長室より
皆さんは「しゃばけ」シリーズを知っていますか?
畠中恵さんのヒット作品です。私はこの話が好きで、文庫本になると購入して読んでいます。今回発売されたのが「たぶんねこ」。文庫本としては、しゃばけシリーズの13冊目です。
主人公は廻船問屋長崎屋の若旦那。この若旦那がちょっと変わっています。それは、人には見えない妖が見えることです。それもそのはず、この若旦那は人と妖の間にできた子どもだからです。けれども、体が弱く、始終熱を出し、長崎屋の離れで寝ています。この若旦那がいる離れには、妖がたくさんいます。鳴家、屏風のぞき、貧乏神の金次、鈴彦姫などなど・・・。まだまだいます。この若旦那の世話をするのが、手代の佐助と仁吉。もちろんこの2人も妖です。
こういう登場人物で、若旦那は体が弱いにもかかわらず、いろいろな面倒ごとに巻き込まれていきます。さてどうなるか・・・。
何か、読んでいくと心が温かくなる話ばかりです。一度読んでみてはいかがでしょうか。ちなみに、今回の本の題「たぶんねこ」。なぜこんな題になったか、それは本を読んでからのお楽しみです。