11/28 研修会に参加して
- 公開日
- 2015/11/28
- 更新日
- 2015/11/28
校長室より
昨日、校長会研修会が開催されたので参加しました。講師は南相馬市自立研修所ビーンズ代表 郡 信子様。演題は「障がい者支援の現場から見えてきたこと」で、東日本大震災を体験した経験をお話しいただきました。
東日本大震災については、今までも様々な講演を聞きましたし、知多市校長会も2回現地に行き小中学校の現状について話を聴く機会がありました。けれども、「障がい者支援」という観点で話を聴いたのは初めてでした。
話を聴いて、本当に大変な思いをしてきたことがよくわかりました。日常生活がある程度できる方は、通常の方との区別がつかないため、ストレスをためてしまうこと。環境の変化に慣れず、様々な行動をおこしてしまうこと。そのため、安否確認に大変苦労したことなど、具体的な話を聴くことができました。この話を聴いて、あらためて東日本大震災の現場では大変なことがおこっていたことがわかりました。
東日本大震災からまもなく5年になります。人の記憶は悪いことは早く忘れてしまおうという方向に働きます。けれども、東日本大震災の記憶は風化させることなく、今後にも引き継いでいく必要性をあらためて感じたひとときでした。