11/12 翼に夢をのせて
- 公開日
- 2015/11/12
- 更新日
- 2015/11/12
校長室より
昨日からの話題は何と言っても「MRJ」ですね。
国産旅客機の開発はプロペラ機「YS11」以来、半世紀ぶりです。
少し話は飛びますが、皆さんはジブリ映画「風立ちぬ」を知っていますか?
第二次世界大戦のときの航空機、零戦の設計者、堀越二郎氏の話です。ただ、この話は、堀越次郎氏の話に、堀辰雄の「風立ちぬ」を合わせた形で作品を作っています。
第二次世界大戦が始まった当初、零戦の性能は飛び抜けていて、「神秘的」とまで言われていました。日本の、航空機を製作する技術は大変優れていたのです。
けれども、戦後は7年間、航空機をつくることはできませんでした。その後できたのが国産旅客機YS11です。そして、やっと後継の小型旅客機として「MRJ」が誕生したのです。まさに、日本の悲願です。その悲願の旅客機がこの愛知で製作されたことに誇りを感じます。これからまだ試験飛行を続けて、2年後くらいに就航するようです。
この飛行機の翼のように、子どもたちが自らの翼を大きく広げ、自分たちの夢に向かって飛び立って欲しいと思います。
最後に、堀越次郎氏の名言を載せておきます。
「大きな仕事をなしとげるためには、愉悦(ゆえつ)よりも労苦と心配のほうがはるかに強く長い。そして、そのあいまに訪れる、つかのまの喜びこそ、何ものにもかえがたい生きがいを人に与えてくれる」
(写真は、中日新聞デジタルより引用)