学校日記

11/11 講演会

公開日
2015/11/11
更新日
2015/11/11

校長室より

 今日の午後、知多市特別支援教育推進協議会教育講演会が知多市民体育館で開催され、約90名の先生たちが参加しました。講師は名城大学大学院 大学・学校づくり研究科教授 曽山和彦先生で、演題は「時々“オニの心”が出る子どもにアプローチ」です。
 曽山先生の話は、過去に3度聞く機会がありました。いずれも大変素晴らしく、心にすっと落ちていく内容でしたので、ぜひ知多市にお呼びしたいと考えていました。

 演題でいうところの、「オニの心」とは、人との関わり不足の子どもたちが、かかわり合う場面で時々見せる自分勝手な振る舞い、わがままな行動などのことです。
 曽山先生がよく言われるのが、「目指せ!ちびまる子ちゃん学級」です。漫画を見られる方はよくおわかりだと思います。ちびまる子ちゃんの学級は、様々なタイプの子がいます。けれども、そういう子どもたちが温かい雰囲気でよい学級をつくっています。そんな学級をつくっていくにはどうしたらよいかを学ばせていただきました。
 ここですべての紹介はできませんが、基本は「ルール」と「ふれあい」です。
 「ルール」については、「ルール違反」を見逃さないこと。そして、ユーメッセージで叱るのではなく、アイメッセージで叱ること。
 また、「ふれあい」については、ラポート(浅い信頼関係)からリレーション(深い信頼関係)に発展させていくこと。子ども同士の関係をつくるゲーム感覚のグループアプローチを活用するとよいこと等を教えていただきました。グループアプローチについては、実際2〜3人のグループで演習も行いました。

 80分という時間が、あっという間に過ぎてしまった感じがした講演会でした。今日の学びを、明日からの教育実践に生かしていきたいと思います。