学校日記

11/2 地球以外に生命が?

公開日
2015/11/02
更新日
2015/11/02

校長室より

 突然ですが、「エンケラドス」という星を知っていますか。

 きっと知らない方が多いのではないでしょうか。
 「エンケラドス」は土星の衛星です。
 今、この星が注目されています。

 なぜなのか。それは、土星探査機「カッシーニ」によって、生命存在の可能性が出てきたからです。生命と言っても、昔のタコみたいな火星人とは違います。

 エンケラドスは太陽から遠い土星の衛星であるため、表面は氷で覆われています。けれども、カッシーニがエンケラドスから何かが噴出している様子をとらえたのです。この噴出物の主成分は氷です。そのため、エンケラドスの表面を覆う氷の下には、液体の水が存在しているのではないかと考えられるようになりました。つまり、エンケラドスの内部には、表面の厚い氷を溶かすほどの、高温な環境があるのではと推測されるのです。

 水があるということは、そこには生命が存在できるのではないか?
 そんなことが考えられているのです。

 地球には様々な生命が宿っています。このような星がどこかに存在している、そう考えるとわくわくしてくるのではないでしょうか。(写真は、ニュートン別冊より)