10/28 授業をしました
- 公開日
- 2015/10/28
- 更新日
- 2015/10/28
校長室より
9月は6年4組で授業をしたので、10月は3組で行いました。
今回のテーマは「素数」
5年生の授業を見に行ったとき、ちょうど行っていたので、6年生で取り上げることにしました。まず、素数とはどんな数だったかを聞いてみました。思ったより知っている子が多くてびっくりしました。素数は、5年生で学習した後、ほとんど言葉が出てこないので、忘れてしまっていると思っていました。
1〜100までの素数を知るために、「エラトステネスのふるい」を使いました。1〜100までの数が書かれているプリントで、まず、1を消して、その後は2は残して2の倍数を消します。次は3の倍数、次は・・・と順番に消していきます。100までの素数を見つけるのに、いくつの倍数まで調べればよいか聞いてみました。「7」と「11」が出ました。けれども、「11」は調べなくていいことがすぐわかったようで、答えは「7」までとわかりました。全部で25個ありましたね。
それを使って、以前このホームページでも紹介した「ゴールドバッハ予想」を行いました。これは、「4以上の偶数は2つの素数の和で表せる」というものです。1〜50までの中で好きな偶数5つを選び、それぞれが2つの素数の和で表せるか考えました。
確かめは席を立ってもよいことにして、子ども同士で確認しました。きちんとできましたね。たいしたものです。その後、51〜100までの偶数でも確認しました。時間がなくなってしまったので、1つだけ確認しました。
最後に、「相棒」にも出ていた「リーマン予想」の話をして終わりました。
授業をしてみて、子どもたちの発想の豊かさに驚きました。
たとえば、中学校で学習する「3の2乗」を書いて、「今までに3の肩に乗っている2のような数を見たことがあるはずだけどわかりますか」と発問したら10人ぐらいの子がすぐにわかり、手を上げました。少し時間をかけてから当ててみると「平方メートルという面積の単位ででてきた」と答えました。「何でこんな書き方をするのでしょう」ときくと、「面積は2つのものをかけるから」と答えました。つまり、縦×横ですね。すごいですね。ここまでわかる子がひとりではなく、複数いることが素晴らしかったです。
大変楽しく授業ができました。
来月は2組。何をしようか考えています。