9/14 6年生で授業を
- 公開日
- 2015/09/14
- 更新日
- 2015/09/14
校長室より
今日、6年生のある学級で授業をしました。今日をはじめとして、今後、他の学級でも行います。今日の授業は誰も写真を撮ってくれませんでしたので、証拠写真はありません。でも、ちゃんとやりました(笑)。
今日は、「名前からわかることを考えよう。」を課題にして行いました。
誰の名前か?
修学旅行前ですので、聖徳太子に関係のある「蘇我氏」の名前を取り上げました。蘇我氏の系図(本宗家)は、「韓子ー高麗ー稲目ー馬子ー蝦夷ー入鹿」とつながります。この名前を見て、気付くことを書かせました。
まず、かけないだろうと思い、ヒントを一つ考えておきましたが、全く必要ないぐらい考えが出てきました。(ヒントは「馬子」は馬みたいな顔をしているから名付けられた、でした。)
「韓という漢字が使ってあるので、韓国の人だと思う」「稲という漢字があるので、稲作に関係のある人だと思う」「馬という字があるので、足が速くじょうぶな人だと思う」「馬子から3人は動物の名前がある」等、本当にいろいろな考えが出てきました。これだけの名前から、多くの考えが出てくることにまずびっくりしました。
意見を出させた後、法隆寺は一度燃えてしまったのではないかと考えられていること、入鹿が中大兄皇子、藤原鎌足に殺され(乙巳の変)、大化の改新が始まることを話しました。その後、藤原氏についても少し話しました。
次に、もう一度名前に戻り、道鏡の宇佐八幡宮神託事件(このことは話していません。)に関連して天皇の怒りをかった「和気清麻呂」が「別部穢麻呂」と名を変えられてしまった話をしました。そういう目で、例えば馬子からの3人の名前を見るとどう思うだろう、と聞きました。「名を変えられたのかもしれない。」という意見も出てきました。よく考えていました。
最後に、自分の名前はどうだろう、親のどんな願いが名前に込められているのだろう、と聞き、家で聴いてくるようにして授業を終わりました。
本当によく考え、よい発想を持っていました。今日の授業をきっかけに、自分の名前の由来を知り、名前を大切にする気持ちが芽生えてくれればと思います。