学校日記

8/29 ちょっと頭の体操を

公開日
2015/08/29
更新日
2015/08/29

校長室より

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 今、「面白くて眠れなくなる数学 ファイナル」(桜井進著 PHP研究所)を読んでいます。なぞなぞを解くみたいで、頭の体操になってなかなか面白い本です。まだ全部読み切ったわけではありません。
 その中で、一つを紹介します。それは、「ゴールドバッハ予想」といわれるものです。これは、「4以上の偶数は、すべて2つの素数の和で表すことができる」というものです。
 まず、「素数」は知っていますか?素数は、1と自分以外に約数をもたない数のことです。
 例えば、2,3,5,7,11,13・・・・ がこれにあたります。見て分かるように無限にありますね。

 では、ゴールドバッハ予想を考えてみましょう。
 4=2+2
 6=3+3
 8=3+5
 なるほど、ここまでの4以上の偶数は、2つの素数の和になっていますね。
 では、もう少し大きな数で確かめてみてください。
 10=
 12=
 14=
 16=
 どうでしょう。できますか?ちなみに、
 18=5+13=7+11
 20=3+17=7+13
 ちゃんと、2つの素数の和になっていますね。頭の体操だと思って、もう少し大きな数でも考えてみましょう。
 けれども、このゴールドバッハ予想はまだ証明されていない難問になっています。

 素数で思い出すのは、リーマン予想ですね。このリーマン予想はテレビドラマ「相棒」でもでてきましたので、言葉を知っている方もみえるかと思います。これも、難問となっていてまだ証明されていません。
 子どもたちが大人になった時、これらの難問に挑戦し、証明する人がでてくるとすばらしいですね。