学校日記

8/23 体験することの大切さ

公開日
2015/08/23
更新日
2015/08/23

校長室より

 自分の育てているアサガオの葉をそっと触っている1年生。
 葉の表面に毛が生えていること、意外に葉が厚いこと等に気がつきましたね。

 人に言葉で教えてもらったり、本を読んだりするよりも、実際にものを見たり、体験したりした方が分かりやすい場合がたくさんあります。アサガオの葉の様子も、見て観察しても分かりますが、実際触ってみるとよりはっきりわかりますね。

 最近の子どもたちは、ゲームやインターネットなどの発達で、バーチャルな世界で生きています。そのため、実際に体験することが乏しくなっています。

 あるとき、クビキリギスというキリギリスの仲間がいました。昔の子どもであれば、すぐに捕まえようと手を伸ばしました。けれども、今の子どもは手を伸ばそうとせず、誰かが捕まえてくれるのを待っている状況がありました。きっと、見たこともないクビキリギスなので、かまれると痛いと思ったのかもしれません。実際、クビキリギスにかまれると痛いですが…。

 夏休みは、実際に体験できるよい機会です。子どもたちには、終業式で、手伝いをするように話しました。これも実際の体験です。先生たちには、旅行に行ったり、美術館や博物館に行ったり、コンサートに行ったり等、実際に見て、感じて欲しいとも伝えました。
そのことが、2学期からの授業に役立つと思うからです。

 新しい体験を踏んだ先生たちと子どもたち、2学期にどんな授業が展開されるか今から楽しみです。