8/20 こうのとり打ち上げ成功
- 公開日
- 2015/08/20
- 更新日
- 2015/08/20
校長室より
日本の宇宙輸送船「こうのとり」の5号機が、鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上上げられ、宇宙へ旅立ちました。
「こうのとり」は、平成21年9月18日に第1号機が打ち上げられてから、今回で5回目の打ち上げです。この後ドッキングをして物資をISSに届けます。
「こうのとり」打ち上げについては、「コズミック・フロント」でも放映されていましたが、様々なドラマがありました。ISSは秒速何キロというものすごいスピードで動いています。そのISSに接近してアームを使ってドッキングさせることは、不可能だと思われていました。万が一、「こうのとり」とISSが接触してしまえば、それこそ大惨事となってしまうからです。けれども、日本の科学者やJAXAは決して諦めませんでした。そして、平成21年、見事に成功させて見せたのです。日本の科学力の素晴らしさを全世界に知らしめることになりました。
今回は、米民間企業が運用する「シグナス」「ドラゴン」、ロシアの「プログレス」が立て続けに失敗し、ISSへの物資補給機は昨年10月以降途絶えてしまった中での打ち上げでした。全世界の注目が集まっている中での成功に心が躍る思いがしました。
特に今回は、滞在中の宇宙飛行士のための水を作る装置が搭載されていました。水がなければ、人は生きていけません。そのためにも、今回の打ち上げには、期待が寄せられていました。
私たち日本人の優れた科学力に自信を持つとともに、大きな夢と希望を与えてくれた打ち上げ成功だと思います。
(写真上は、今回の打ち上げの中日新聞HPより、下の写真は平成21年打ち上げの時の中日新聞より)