8/18 初対面で「友達申請」
- 公開日
- 2015/08/18
- 更新日
- 2015/08/18
校長室より
この標題の意味がおわかりでしょうか。
長澤弘子先生(浜松子どもメディアリテラシー研究所理事長)が、日本教育新聞に書いていた記事です。
内容は、情報モラル講座で訪れた小学校でのこと。
(抜粋)
講座終了後、その男子が駆け寄ってきて、「フレンド申請してよ」といきなりお願いされ、正直驚いた。「おばさんよく分かんないんだ」とひるむ私に「ID覚えてるから」と何桁もの数字を言い始めた。「ちょちょっ、待ってよ。覚えられないし」。さらにうろたえる私に「じゃ、書くから。名前も」とファイルにメモしてくれた。すると、隣にいた男子も「俺も!」と言って、何やら長い数字と、何とか男爵(?)という名前を書いて「ぜってー申請してよ」とますますニコニコ顔で2人は教室に戻っていった。
(中略)
今回もまさに「区別がない」状況をリアルで体験したのだが、どうもふに落ちない。私は彼とお友達でもないし、講師と言っても彼にとっては全く知らない「大人」のはず。もしかして、誰彼構わずお願いしているのかと思ったら怖くなった。
皆さんはどうお考えでしょうか。
「小学生らしい」と言ってしまえばそれまでですが、こんな気軽な状態はやはり危険だと思います。今、ネットを関した犯罪が増加しています。「小学生らしい」と片付けてしまわずに、注意していくことが私たち大人の責任だと感じました。