7/25 割れ窓理論
- 公開日
- 2015/07/25
- 更新日
- 2015/07/25
校長室より
「割れ窓理論(破れ窓理論)」を知っている方は多いと思います。
「窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる。」という犯罪理論で、米国の心理学者ジョージ=ケリングが提唱したものです。
そして、米国ニューヨーク市ではジュリアーニ市長がこの理論を応用し、地下鉄の落書きなどを徹底的に取り締まった結果、殺人・強盗などの犯罪が大幅に減少したことから、この理論も有名になりました。
このジュリアーニ市長が書いた本が「リーダーシップ」です。どのように犯罪を減らしたかはもちろん、9.11同時多発テロが発生したとき、どのようにリーダーシップを発揮して取り組んだのか、詳細に書かれています。なかなか読み応えのある本です。
さて、この理論を学校に応用するとどうなるでしょう。
※ 教室に入ったときに、子どもの机がきちっと並ばず、あっちを向いたりこっちを向いたりしているのに、そのまま授業を始めたら、その授業は崩壊する。机が整然と並んでいるか・・・ただそれだけで教室の空気が違ってくる。
※ 校舎の隅や、階段の踊り場にゴミが落ちていたり、廊下がザラザラであったりする学校は子どもが荒れる。たかがゴミ一つ、されどゴミ一つである。
私たち教員も心して取り組んでいきたいと思います。