学校日記

7/8 講演会を聞いて

公開日
2015/07/08
更新日
2015/07/08

校長室より

 今日、愛知県校長会常任委員会・評議員会が愛知県教育会館で開催されました。その中で、NHK津放送局アナウンサー 村竹勝司氏の話を聞きました。村竹氏は知多市の出身の方です。

 演題は「報道から見た、東日本大震災 〜直後の状況、その後の復興等〜」です。
 まず、東海地震・東南海地震・南海地震の話がありました。その中で、「2メートルの津波」はどんな様子なのか、東日本大震災の映像を見せていただきました。すさまじい勢いで波が迫ってくる映像で、「これで2メートルの津波です」と言われたのにはびっくりしました。また、内陸にはじわじわと時間をかけて津波が襲ってくることも見せていただきました。「津波はすぐ押し寄せてくるわけではないので、早く高い所に避難する」ことの大切さをあらためて教えられました。
 ある程度時間が経ったとき、絶対に必要なのは、心のケア。教職員も子どもも同じですが、「身内をなくした人」「家をなくした人」「何事もなかった人」が出てくる。そして、この三者に区別される。震災のことについて、話ができなくなる。どう言葉をかけていいか分からなくなり、心に大きなストレスを抱えてしまう。そういうときに、被災地とは関係ないところから派遣されてくるカウンセラーが必要になることも教えていただきました。

 50分の講演でしたが、映像も含めて、強烈な印象を受け、あらためて大規模災害の対応について考えさせられました。