11/2 読書の秋
- 公開日
- 2014/11/02
- 更新日
- 2014/11/02
校長室より
私が、本好きになったきっかけの本として、以前「雲の墓標」を紹介しました。次に紹介するのは、芥川龍之介の「地獄変」です。芥川龍之介の本は、中学生時代に、「杜子春」「鼻」「河童」「羅生門」「蜘蛛の糸」など、いろいろと読みました。その中で印象に残ったのは「地獄変」です。
殿様の頼みで地獄の絵を描くことになった絵師。絵師は、実際に御所車の中で人が燃えているところを見ないと描けない、と答えました。殿様は承知しました。御所車の中に、奴隷の女を入れておくといいいました。そして、絵を描く日、御所車に火がかかりました。けれども、御所車の中にいた娘は・・・。その姿を見て、絵師は驚愕しましたが、絵筆を取ると一心不乱に絵を描きました。こうしてできあがった絵は・・・。そして、絵師は・・・。
簡単に内容を書くと、次のようです。でも、この本の怖さ、すばらしさは原文を読まないと伝わりません。ぜひ、一度読んでみてはいかがでしょうか。
(写真の本は、読み直したときの本です。)