10/24 ドラフトに思う
- 公開日
- 2014/10/24
- 更新日
- 2014/10/24
校長室より
昨日、プロ野球のドラフトが行われました。どこのチームがどの選手の交渉権を獲得すのだろうと見ていました。4球団が競合した有原投手、2球団が競合した安楽投手は、くじで交渉権獲得チームが決まりが、後のチームは単独指名でした。
このドラフトには悲喜こもごものドラマがあります。けれども、1位に指名されたから必ずしも活躍するとは限りません。
今日の中日春秋に次のような記事がありました。(要約して掲載します。)
米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャーズなどで活躍したマイク・ピアザ捕手は、通算427本塁打を放ったドジャーズ最強の捕手です。けれども、彼のドラフト指名は、全体では1433人中の1390番目という低い評価でした。しかも、当時のドジャース監督のトミー・ラソーダさんとピアザの父親が知り合いで、一種の「縁故」による指名でした。
昨日ドラフト会議が行われましたが、入団後は指名順位も過去の高校も、大学時代の成績も関係ありません。イチローも4位指名でした。
「球聖」といわれたタイ・カップは、「自分とベーブ・ルースには、共通点があるんだ。二人とも、ひどい敗北の味を知っていることさ」と言っています。
ベーブ・ルースもタイ・カップも大リーク史上に燦然と輝く大スターです。彼らも、敗北から学び、努力を積み重ね、スターの座へ上り詰めたのです。イチローも同じです。失敗を糧にして、努力することによってその失敗を克服していく。タイ・カップの言葉から学びたいことです。