学校日記

10/7 叱られる力

公開日
2014/10/07
更新日
2014/10/07

校長室より

 「阿川佐和子著 叱られる力 文春親書」を読みました。
 大変面白く、なるほど!と思う部分も多々ありました。
 少し抜粋してみます。

 叱り方の極意は「借りてきた猫」
 「か…感情的にならない
  り…理由を話す
  て…手短に
  き…キャラクター(性格や人格)に触れない
  た…他人と比較しない
  ね…根に持たない
  こ…個別に叱る」

 どうでしょうか。なるほど!と思いますよね。
 また、こういう文章も載っていました。

 (前略)
 「どうせ私なんか役に立たないし、ボスには嫌われているんだから、いてもしょうがないと思います。もう辞めたい!」
 そう言うと、
 「本気で嫌っていたら、叱らないよ」
 プロデューサーがぽそっと呟いた言葉が忘れられません。仲間内で「お母さん」と呼んでいた年配のタイムキーパーの女性にも慰められました。
 「叱られるうちが花よ。もうこいつは育てる甲斐がないと思ったら、叱ってくれなくなるんだから」
 (後略)

 このことは、よく思います。
 「叱る」のには、ものすごくエネルギーがいります。厳しいことを言ったり、叱ったりするのは嫌なことです。でも、伸びる可能性があるから叱る。時には、心を鬼にして叱ったりします。私たち教師が子どもを叱るのも、伸びる可能性を信じてです。きっとご家庭で子どもを叱るのも同じ思いからですね。

 
 また、この本には、叱り上手、叱られ上手になるための10カ条もあり、大変参考になりました。