5/17 「ぼくの幸せ」
- 公開日
- 2014/05/17
- 更新日
- 2014/05/17
校長室より
教育ジャーナルに、「あかはなそえじの『ひとりじゃないよ』」が連載されています。作者は、品川区立清水台小学校「さいかち学級」担任 副島賢和先生です。副島先生は、現在、院内学級の担当をしています。
その学級に通っていた6年生の男の子が書いたのが、「ぼくの幸せ」です。
ぼくの幸せ
お家にいられれば幸せ
ごはんが食べられれば幸せ
空がきれいだと幸せ
みんなが
幸せと思わないことも
幸せに思えるから
ぼくのまわりには
幸せがいっぱいあるんだよ
この詩を書いた6年生の男の子は、生まれたときから内臓に疾患を抱え、幼いときから手術を繰り返してきました。そして、何度も入退院を繰り返していました。
そんな彼が、6年生のある日、約1年半ぶりの退院が決まり、その日に書いたのが上の作品です。
「みんなが 幸せと思わないことも 幸せに思えるから
ぼくのまわりには 幸せがいっぱいあるんだよ」
正直、自分自身なかなかこのように思うことができません。けれども、網膜剥離で入院経験をして、本当に少しのことが幸せに思えるという経験をしたことも事実です。この言葉の重さをこれからも心に刻んでいきたいと思います。