7/21 いじめについて
- 公開日
- 2013/07/21
- 更新日
- 2013/07/21
知多の国語
一学期の末、名古屋市の中学校で、いじめによって生徒が自殺するという悲しい事件がおこりました。昨年、大津市でも同じような事件がありました。「いじめは絶対に許されないこと」と国からいわれ、学校で指導するばかりではなく、ご家庭でも、地域でも同じような指導がなされています。けれども、こういう悲しい事件が後を絶ちません。
なぜ、いじめはおこるのでしょうか。
人は大なり小なり一つの社会を形成して生きています。社会には様々な人格を持った人が集まっています。その人格を尊重しようという気持ちがないと、社会は崩壊してしまいます。今、「人格を尊重しよう」という気持ちが薄れ、「自分とは違う人を排除しよう」という意識が強くなってきたのではないでしょうか。
子どもは、ゲームやテレビを通して、バーチャルな世界を日々体験しています。実体験ではないため、その世界にこもってしまえば、なかなか人の心の痛みを感じることができません。人とのコミュニケーションもとれなくなり、平気で人を傷つける行為をしたり、言葉を発したりしてしまいます。
「人の心の痛みを感じる」
言葉で言うのは簡単ですが実践していくのは大変難しいことです。
本年度から2年間、人権教育の研究指定をいただきました。
「いじめは絶対に許されないこと」
このことをもう一度しっかりと心に刻み、学校教育をすすめていきたいと思います。
相手を生かす
ぬくもりのある言葉を
使える自分でありたい
言葉ほど恐ろしいものはない。使い方を間違えれば凶器にもなる。言葉を無機質なものにしてはいけない。(「置かれた場所で咲きなさい」より)