学校日記

どうしようもなくなったら

公開日
2020/05/07
更新日
2020/05/07

校長の部屋

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 先日、わたしは用事があってお店の有料のちゅう車場に車を止めました。用事が終わってちゅう車場を出るときはお金をはらいます。100円でした。車のまどをウィーンとあけて、手をのばして100円をきかいに入れようとしたのですが、あと少しとどかないんです。思いきりうーんと手をのばしましたが、それでもほんのあと少しとどきません。おしりも少しうかしてうーんと手をのばし、のばしたゆび先がぷるぷるとふるえるくらいのばしましたが、あと何ミリかとどかないんです。うしろに車もまっているし、校長先生大ピンチ。さて、どうなったと思いますか。
 うーん、うーんとくるしんでいるとき、ふと気づきました。べつにまどから手をのばして100円を入れると決まっちゃいないなあ。わたしはドアをあけ、よいしょとおりて100円を入れました。すごいかんたん。もっと早くそうすればよかったですね。
 みんなにはそういうことはないですか。
 たとえばAさんと友だちになりたくて何ども話しかけるんだけどAさんはほかの子となかがいい。何とかAさんとなかよくなりたいとあせってよけいうまくいかない。うーん、うーん。こんなときちょっとドアをあけて、じゃあBさんとなかよくしようと思えるとらくですね。
 この先、もうだめだ、もうどうしようもないと思うようになったら、きょうの話を思い出して、少しドアをあけてみましょう。もっとかんたんな方法が、いがいとあるんですよ。(H30.9.10朝会)