1年生 「読書のすゝめ」
- 公開日
- 2020/03/06
- 更新日
- 2020/03/06
1年生
1年生のみなさんへ
国語科から「読書のすゝめ」です。
毎日の読書の習慣は継続できているでしょうか。
普段の朝読書を継続していくと,
1日10分,1週間で70分,1ヶ月で5時間,
なんと1年間で60時間(2日半)もの時間となります。
さて,本を読むことは私たちにどんな影響を与えてくれるでしょう。
1.読解力と文章力が向上する
多種多様な文に触れることで,語彙が豊かになり読み・書きの力が伸びると言われています。
2.想像力が育まれる
テレビ等の映像とは違い視覚的な情報が少ないので,登場人物の姿や様子,描かれる風景,また描かれていない場面など,私たちの脳が様々な想像を広げます。
3.ストレスの発散
意外に思うかもしれませんが,本を読むことはストレスの発散につながるという研究もあるそうです。
※「音楽を聴く」「身体を動かす」などと同等以上の効果があったとのこと。
そこで,先生からいくつかおすすめの本を紹介します。
1.『きみの友だち』(重松清)
小学生の時の不幸な事故がもとで足が不自由になった恵美と、そのまわりにいる人たちが各話の主人公となる連作短編集。通底するテーマは「友だちって何だろう?」「本当の友だちとは?」
2.『図書館戦争』(有川浩)
「メディア良化法」が成立しメディアを監視する組織があらゆる創作物を検閲し厳しい取り締まりを行っており、自由な創作や表現、情報の入手が困難で国民は窮屈な文化生活を強いられる状況となっている日本。そんな中、監視の弾圧に対抗していたのが“図書館”。本の自由を守るため、図書館は自主防衛の道を選び、検閲機関との対立抗争に突入していくことになる。そこへ登場する主人公の女子高生・笠原郁。図書隊への入隊を希望する郁は努力が実り図書特殊部隊への入隊を果たす。郁は指導教官・堂上篤のもとでどのように成長していくのかー。
3.『ぼくらの七日間戦争』(宗田理)
大人達からの「解放区」をつくろうー。とある中学校の1年2組男子が企てた大胆不敵なビッグプロジェクト。男子総出で廃工場に立てこもり、自前でFM放送まで始めてしまうなど、完全に自由な、自分たちだけの王国を築く…はずたったのが?!仲間が予想外のトラブルに見舞われ、事態はあらぬ展開にー。
4.『西の魔女が死んだ』(梨木香歩)
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。
5.『13歳のハローワーク』(村上龍)
みなさんは何か好きなことはありますか。そんな「○○が好き」につながる職業にはどんなものがあるでしょう。将来の仕事や生き方を考える入り口に立ってみよう。
家庭学習の合間に,食後に,寝る前に,読書をする時間を設けるのはどうでしょうか。